意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

自治体は交流人口を気にしなさすぎである

自治体の地方創生戦略等を見ていると、「交流人口○○人」というのが目標に掲げてあるのを目にする。

はっきり言って何がしたいのか分からない

ここで言う交流人口とは、イベント等の総参加者数である場合が多い。

例えば毎年やっている自治体のお祭りがあり、

 

本市では○○祭りを××年前から行っており、毎年多くの観光客で賑わっています。

そこで、この○○祭りに関して以下のように目標設定します。

「○○祭りを通じて交流した人数 △△人」

 

・・・

いやおかしい

交流して何になるというのだろうか。

例えば街コンで、カップル成立数を増やすために、フリートーク時間を工夫して、しゃべる男女のペア数を増やす、そういう意味での交流数ならわかる。しかし自治体の祭りに参加して、見ず知らずの人と誰がおしゃべりするのだろうか?せいぜい屋台の店員と話すくらいだろう。見ず知らずの人に気軽に話しかける人がいたらそれはナンパだ。

そしてこの交流人数という謎の指標(KPI)を達成するために今日も地方創生加速化交付金が消費されている。なんてことだ。これでは地方消滅加速化交付金ではないか!

私の勤める自治体でも毎年祭りをやっており、市内の友人が屋台を出していたが少し前から「採算がとれないから」ということで出店をやめた。ちなみに交流人数は自治体が設定した人数をクリアしている。意味ねぇーーー!!!

 

交流人口を設定するのなら、例えば平均客単価を算出し、売上目標を定め、そのために○○人の来客を目標にするべきではないだろうか?

ちなみに交流人口を達成し、祭りの担当者は「これで上司に怒られずに済む・・・」と胸をなで下ろしているであろうが、そもそもこんな目標を設定している時点で上司もろとも住民に怒られるべきだ。

 

意味のある数値目標をお願いしたい。