読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

日本の教育はどこが終わっているのか。

自治体職員をやっているとあまり良いニュースを聞かない。

自虐史観という言葉がある。元寇を「元の遠征」と称しながら、秀吉の朝鮮出兵を「日本の侵略」と呼ぶように、日本の過去の行いを悪いことだと思う考え方のことである。

悪いことを反省するのは良いことであるが、自分を責めすぎて本質が見えなくなるのは良くないことだろう。

 

自治体職員をやっていると、見つけないといけないのは課題である。

実は自治体は解決しようのない課題をいくらでも持っているので、課題を見つけること自体は簡単である。しかし解決するのは難しい。そして解決しろと命令してくる上司がいるので非常に困ったものである。

 

課題の1つとして日本人の学力の向上がある。

日本人の学力は低下しているのだろうか?上昇しているのだろうか。

答えは「上昇している」なのだが、こんなものはネットで検索するまでもなくわかるだろう。学力が低下しているにもかかわらず英語教育やプログラミング教育を始めるわけがない。今の学力が一定のレベルに達しているから、新しいことができるのである。

PISAという国際的な試験があるが、その試験で日本は上位を取っている(アメリカやイギリスより上)。

 

じゃあ日本の教育にはどこに問題があるのか。いろいろある。きりがない。生徒個人だけじゃなく、制度、施設、先生について…色々あるわけだが、致命傷ではない。

じゃあ致命傷なのはどこか。

私は大学教育だと思っている。

日本の大学レベルは低くはないものの、近年は順調に低下している。

神戸大学は怪しい。広島大学は伸びている。

東大は女子に対してのみ家賃補助をすると決めた。賛否両論あるが私はダメだと思う。しかし残念ながら日本は女性に甘い社会なので、男性差別だという声は届いていないようだ。

ちなみに大学が劣化したのは間口を広げた結果、受かるはずでない層が受かったからだというのは有名な話だが、似たような話は当然、高校でも存在する。原因はどうあれ受かるはずでない層を受からせるシステムにした結果、学生のレベルが落ちたという話である(東京の高校のお話)。

 

日本の大学の進学率は伸びている。

OECDランキングでは下位なものの、率自体は上がっている。

なので、大学はいい加減、「大学の進学率を伸ばす」のか、「進学率は低くても良いから優秀な学生を増やすのか」決めたほうが良い。決められないなら文科省に決めてもらうしかない。国の言いなりになるのは結局のところ、大学が決められないからなのではないかと思う。