意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

グローバルについて。その1

グローバルな視点

グローバル化

グローバルな考え方

とは?

 

地方公務員(≒役所職員)であっても、研修の目的なんかで、「実地研修を行うことでグローバルな視点を養う」とか書いてあったりする。

地方公務員にグローバルな考え方が必要ならば、おそらくどのような仕事についていてもグローバルな視点は必要だ。特に単純作業やキツイ作業をする職種の人には必須かもしれない。何故なら海外から移民を日本に連れてきてそういうところで働かせる可能性があるからだ。移民には言葉が通じないから、難しい作業はできない。簡単な、つまらない作業なら従事させられるだろう。

 

さて。グローバルの定義が難しいので、「海外と関係を持つこと」とでも考えておこう。役所が海外と関係を持つメリットはいくつかある。

姉妹都市間で学生の交換ホームステイ

姉妹都市に特産品を売り込み

・災害時の救援

等。こういうのは大体、秘書課とか商工課が担当していると思う。

そもそもなんでグローバル化が必要なのか。時代をさかのぼってみる。

 

<1:明治時代の学び>

江戸時代末期、薩摩藩はイギリスの戦艦を見て外国にはかなわないと悟った。長州藩も同様である。これにより倒幕へと傾いていく。

明治政府で有名な岩倉使節団は、アメリカへ条約改正の交渉のために向かい、地球をぐるっと回ってヨーロッパを見て日本へ帰ってきた。

要するに、当時の日本は海外に比べて遅れていたのだ。だから先進国を見て回る必要があった。現在、日本は先進国なので、JICAを通じて途上国から視察に来る外国人がよくいる。途上国が先進国を参考にする仕組みは1世紀以上前から変わっていない。

ちなみに、条約改正の交渉は失敗している。何故なら当時の日本は国際的なルールを知らなかったから、交渉の方法がわからなかったのだ。具体的に言えば、自分たちが何者なのか(=国のトップである天皇使者であること)を証明できなかったのである。そういう失敗をして、日本は海外から多くを学んだ。

 

<2:留学数が減ったワケ>

今となっても、日本と海外では文化が違うので、学ぶことはいくらでもある。しかし昔ほど学ぶことが多いかというとそうでもなく、むしろ日本は学ばれる立場にある。高齢化問題は海外も注目している。海外へ留学する大学生が減っているのもそこに一因がある。わざわざ海外で学ぶ必要がない。国内だけでも十分学べる。インターネットもある。勿論、深く学ぶためには現地に行くことに勝るものはない。しかし、浅く学ぶだけならばインターネットや文献で十分なのだろう。実際のところ、文科省によれば留学しない理由としては経済的な問題や単位が認定されない問題など、そういう理由が強いのだが、そのような問題は留学が盛んだった90年代にもあったはずだ。となれば、学ぶ必要のなさや海外の治安の悪さが隠れた要因であると推測できる。

 

<3:今、海外に何を求めるか>

学ぶことが理由で無いならば、次の求めるのはお金である。80年代頃から日本の企業が海外進出を増やしていき、アメリカではジャパンバッシングが起こった。当時、アメリカはベトナム戦争で金がなかった上に日本製製品に押されてモノが売れないので、日本をバッシングする運動が起こった。そこまで日本は成長していた。

今、日本は衰退期にある。日本国内で消費は見込めない。ならば成長著しい中国やインド等のアジア方面に消費を求めるのは合理的考えと言える。

 

<4:日本にとって良いグローバル化とは…>

○○大学の卒業生が海外で頑張っています!○○市出身の××選手が海外で活躍しています!こういったことはその大学や自治体にとって誇りだろう。しかし、冷静に見つめてみれば、だからと言って日本にお金が落ちるわけではない。自国の文化を理解し、海外の文化にも教養がある有能な人材が海外に流出する。これは人材の貿易赤字である。

そういった有能な人材は日本にとどまって日本に貢献するのが、日本経済にとっては良いことなのではないだろうか。外国人にしても同じだ。日本で外国人を日本で働ける人材に教育し、日本で働いてもらう。移民問題の解決策の1つもこれだ。日本は移民の受け入れに慎重である。それは正しいと私は思う。そこで、海外に日本の大学の出張所を作り、そこで移民を受け入れて教育し、日本に輸入するのはどうだろうか?

日本語を話せて、かつ生まれた国の文化をわかっている人材を日本に獲得できる。中東付近で言えばトルコにそういう出張所を作ることはできないのだろうか。

 

…海外事情にはあまり詳しくないのでまた勉強します。

タイトルに「その1」とついているので、その内「その2」を書くかも。

以上。