意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

学歴社会の是非

学歴社会について。

まず、学歴社会とは何か?というのを簡単に定義づけておく。

・最終学歴により会社等の採用の合否を判定する

・最終学歴により賃金を決定する

・最終学歴により入社時の職種やポストを決定する

このような社会である。

 

日本は学歴社会なのか?というと表向きはそうではない。どこの会社の人事に聞いても、学歴は考慮していないと答えるだろう。精々、大卒かどうかを見る程度だ。

個人的には日本の学歴はアテにならないと思っている。ご存知の通り、どこの大学を出ても優秀な人間は優秀だし、ダメな人間はダメ。他の条件が同じでどうしても決められないときに最終学歴を見るかもしれないが、そのような状況は珍しいと考える。

重要なのはどこの大学を出たかではなく、何を大学で学んだかだ。

 

では学歴社会のメリットとは?ということを考えてみる。

まず1つに学生が勉強するようになる。そして大学進学率が増える(大学関係者はOECDのランキングで日本の大学進学率が低いことを気にしているらしい。個人的にはどうでも良いと思うんだが。)。

大学でもまじめに勉強するようになる。これは学歴社会を作るならば、大卒=優秀という方程式を作らないといけないから。

あとは財源の創出。採用の際に学歴枠(特定の学歴の人物のみ応募可能な枠)を設ける。そして初任給を一般枠より少し下げておいて、その金の差額を他の事業に充てる。

アメリカは学歴社会なので、大学のおかげで良いとこに就職できた!寄付しよう!という文化があるらしいが日本では寄付は望めないだろう。よってこのようにする。

 

一方でデメリットも存在する。

間口を狭めることで、本当に優秀な人材を確保できなくなる。残念なことに、今の日本はいい大学を出たから必ずしも社会人として優秀とは限らない。中国の農村にエリートが眠っているかもしれないのと同様に、底辺大学に金の卵が眠っている可能性は大いにある。これを解消するには大学で社会人になってから通用する勉強を徹底するしかない。ついでに、大学での成績まで採用時に考慮する必要があるだろう。今の日本は成績まで見ていない(私の勤務先では成績証明書の提出を求められたが多分見ていないだろう。私の大学時の成績は散々だった。ただ、最終学歴だけ見れば新卒同期で一番いい大学を出ている。)。

 

更に、問題も存在する。

学歴社会にするならば、国民全員に大学を受験する機会が与えられる必要がある。つまり、経済的理由で大学に行けないということがあってはならない。これは給付性の奨学金にも関係する話だ。まぁ、これは成績優秀者に対し給付してもいいかもしれない。有名な話だが、アメリカの大学は日本より学費が高いし奨学金だって借金である。日本は給付性奨学金やら大学の世界ランキングやら、各国の事情をごちゃまぜにして考えているからややこしい。

 

まぁ、学歴枠は人事に提案してもダメって言われそうだけど、何となく思いついたので書きました。おしまい。