意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

公務員試験にSPIってどうなん?

電車に乗っていると、公務員試験の広告が壁に貼ってあったりする。

金のある市役所はそうやって、優秀な人材を取ろうとしているらしい。

で、ホームページで具体的な内容を見てみると、SPIや集団討論やプレゼンを試験科目としている役所もある。プレゼンて。

確かに、先行き不安定な現代、公務員志望の大学生は多く、採用試験にも無駄に金がかかる事態が続いている。

表向きは、「試験勉強不要!あなたの内面を見ます!」と書いておいて、プレゼンをやらせるのは良いことかもしれない。自分に自信のない人間はプレゼンなんてやらないので受けに来ない。

SPIはどうか。

ぶっちゃけ、「SPIだからこの役所を受験した」というのは、「勉強重視じゃなく、中身を見てくれるから」という意味ではなく、「対策不要で簡単だから」である。

SPIは某R社が儲けるために作ったテストであり、問題の傾向としては公務員試験の判断推理や数的処理に近い(それらより簡単)。

SPIは学力や知識以外でなく、人物的な側面を見られるテストとして好評らしいが、残念ながら実態はそうではない。私はいくつかSPI受験の役所を知っているが、そこの職員が人間的にできているかというと全然そんなことはない。勤務中にいきなり泣き出すメンヘラも一定数存在するらしい(伝聞)。

 

人間性重視というのはぶっちゃけ怪しい。

そもそもなぜ、人間性重視が流行ったのか?それは日本人のレベルが落ちているからではないかと私は推測する。というのも、昔は大卒というのは貴重な存在であり、大学に行った人はある程度勉強していた。しかし規制緩和(大学数増加やゆとり教育)により、レベルの低い大学生が増えた結果、大卒=優秀というわけではなくなった。また、それなりのレベルの大学にしても学生の数が増えたため、単純に出身大学だけでは比べることができなくなった。そこで出てきたのが人物重視ブームである。

だがぶっちゃけSPIは対策なしでも解けるし、問題集を1~2週すれば大体合格点が取れてしまう。そもそも人間性や人物というのが何なのか不明である。

私なら対策が必要な教養科目ぐらいはやっておくのを推す。そもそも教養とは自由になるための学問だとアメリカでは言われている(リベラルアーツ)。SPIに経済学や法律の知識は必要ないが、公務員になったらこの2つの基礎知識が無いと困る。世界史なんかも実は窓口や秘書課などで役に立ったりする。

というか大学職員~コッパンレベルの公務員試験ぐらいがちょうどレベルとしてはいいのでは!?

SPIで世間知らずの公務員が増えるのはもうコリゴリだ~~~!!!