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意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

日本の貧困

NHKが貧困女子高生のニュースを捏造したと、先日騒ぎになっていました。

当該女子高生はイラストの専門学校に行きたいがお金がなくて行けず、またパソコンも買えないのでキーボードのみを購入し、パソコンの練習をしているらしいです。

思えば私も高校時代は家にパソコンがなかったので、学校のパソコンの授業は苦労しました。パソコンを持っている同級生や近所の知り合いをうらやましく思ったものです。ただそれを貧困と感じたことはなく、むしろ家に金がないから国立大学に行って、良い職に就こうと思いました。現在は無事国立大学を卒業し、公務員をやりながら奨学金を返済しています。

 

さて、かかる女子高生は有志によりツイッターが発掘され、1000円以上もするランチを楽しんだり、映画や舞台を何度も見に行ったり、アニメグッズを大量に購入していたことが判明。これは貧困なのか?と物議をかもしました。

貧困とは相対的な言葉です。では、日本ではどんな貧困があったのか見てみましょう。

 

縄文時代

資料がないので貧困があったかどうか不明ですが、当時は全体を統率する王や総理大臣みたいな人はいなくて、人々は助け合いながら狩猟・採集をしてくらいしていたと言われています。政府がなく、かつお互いが助け合って生きているので社会主義的な体系だったようです。

 

弥生時代

この時代はマンモスなどの大型獣が取れなくなり、代わりに稲作が始まったり、食べ物を蓄える習慣が出てきました。当時はカネがありませんでしたから、食べ物をより多く持っている者が富めるものであり、田んぼが不作になった村は、豊作になった村を襲ったともいわれています。貧困かどうかはともかく、貧富の差はあったようです。

 

■古代

山上憶良貧窮問答歌が有名です。中央には政府もありましたから、税も取られました。明らかに貧困があり、餓死者も出ています。

 

■近世以降

言うまでもないでしょう。学校の日本史の教科書にも載っているとおりです。

各種土一揆、米を蓄えた家への打ち壊しなど、そこらじゅうで起こっています。

特に近世以降は、米が取れまくったおかげで富める者は富み、貧しいものは貧しかったのです。

 

とまぁこんな具合で、貧困は昔からあったようです。しかも命がけです。餓死者もいれば、一揆を起こして討死した人もいます。米不足が原因で起こった大塩平八郎の乱で、大塩は爆薬を使って自害しています。

 

…現代の貧困は、1000円のランチやアニメグッズを買い込んでいる人を言うのでしょうか?

いえ、そんなはずはありません。過去のニュースを思い出せば今の時代でも餓死者はでいます。

NHKで報道された女子高生がどの程度貧困なのか、詳しい事情は分かりません。しかし、その女子高生以上に貧困で餓死している人もいる。その事実は覚えておいてほしいものです。