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意識の高い公務員のブログ

政令市で働く地方公務員のブログ(出向は役所のみ)。自治体職員にも民間の経営感覚が必要とされています。

公務員のVRIO分析

VRIOはブリオと読む。小学生がトイレで大便をしていた同級生につけそうな呼び名である。

 

1 VRIOって何?

 まずは単語の頭文字の説明から。

V:Value(価値)

R:Rarity(希少性)

I:Imitability(マネしやすさ)

O:Organization(組織の力)

やや抽象的な概念である。まず、Vであるが、これは経済的価値のことで、要するにそれが存在することにより経済的に有利であるかどうかということである。Rは数が少ないということであるが、需要に対し供給が少ないと考える。Iはそのまま。OはVRIを満たす存在を、その組織が生かすことができるかどうか(自前でやるか外注するか)ということである。

 

2 どういうときに使うの?

 今の時代、自治体は財源確保に苦慮しているので、金が欲しい。よって金になるもの(強み)を分析する際に使う。難しく言えば、持続的な競争優位性の源泉になるかどうかを判断するのに使う。

 

3 使い方

 自治体の場合、自治体の持っているリソースに対してこの分析を使う。例えばとある自治体が駅前に誰も使っていない公有地を持っているとする。このとき

V:駅前だから民間に売れば固定資産税が入る。賃貸でもよい。

R:駅前なので需要はあり、かつ「土地」という性質上、供給に限りがある。

I:駅前に公有地を持つのは難しい(多くの場合地主が民間に売るか貸している)。

O:これが問題。

となる。普通、駅前に土地を持っていれば、大抵の人は民間に売るか貸す。そのため、この分析をするまでもなく自治体だって財源確保のために民間に売るか貸すはずである。このとき、Oは「民間にこの土地を使わせるか否か」ということになる。何か政治的な力が働いて当該土地を空き地のまま放っておく必要があるならば、それはこの組織には当該土地という資産(リソース)を活かす力が無いわけである。

 自治体の持つ資産(無形・有形問わず)を洗い出し、VRIを考察して、それを活かすOを作ればよいだろう。